社会人の趣味として楽しまれることも多い、フットサル。
しかしいざ「サッカーとフットサルの違いってなに?」と聞かれると、パッと思いつかない方も多いのではないでしょうか。
ということで今回はサッカーとフットサルの違いについて、使う道具やルール、戦術といったところまで解説していきます。
「【道具】サッカーとフットサルの使う道具で違いが」
まずは使う道具に関しての違いを見ていきます。
ピッチやボール、選手が履くシューズについてもサッカーとフットサルを比較していきましょう。
「フットサルのボールはサッカーよりも一回り小さめ」
少々の違いなので気が付いていない方もいるかもしれませんが、サッカーとフットサルではボールの大きさに違いがあります。
サッカーで使うボールは「5号球」と呼ばれるもので、その直径は22センチ。
しかしフットサルで使うボールは「4号球」と呼ばれる直径20.5センチのものなのです。
およそ1.5センチの小さな差なのですが、フットサルで使うボールの方がコンパクトになっています。
サッカー経験者の方の場合は慣れるまで違和感があるかもしれませんね。
「フットサルのピッチはサッカーの半分以下の面積」
「そんなに小さいの⁉」と思うかもしれませんが、フットサルで使うピッチの大きさはサッカーで使うピッチの半分以下。
サッカーで使うピッチが68メートル×105メートルなのに対し、フットサルで使うピッチは20メートル×40メートルとなっています。
サッカーと比較してボールもピッチも小さくなっているフットサルですので、形としては「サッカーをコンパクトにしたのがフットサル」といった感じでしょうか。
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「サッカーとフットサルではシューズにも違いが」
同じボールを蹴るスポーツなのですが、使う専用のシューズには少し違いがあります。
サッカーの場合には練習用と試合用の大きく分けて2種類のシューズがありますが、フットサルはインドア用とアウトドア用とどちらもいけるものの3種類があります。
「車」と「船」と「水陸両用車」といったような感覚でしょうか。
それぞれの細かな違いを説明していると日が暮れるので、今回は「サッカーとフットサルではシューズにも違いがあるよ」というところで終わらせておきます。(笑)
本当にシューズを購入される際には、お店の方に聞くなどして、「主にどのようなところで(インドアなのかアウトドアなのかなど)競技をするのか」というところを軸に検討することをおすすめします。
「【ルール】サッカーとフットサルではルールには違いが」
サッカーもフットサルも相手チームの陣地に攻め込んでゴールを決める、という基本的なルールは変わりません。
しかし一度にピッチに出られる人数や試合時間で違いがあります。
そこまで複雑な話ではないので、ささっと説明していきます。
「サッカーは11人だがフットサルは5人」
サッカーゲームで「ウイニングイレブン」とあるように、サッカーは11人で戦うことが基本です。
それに比べ、フットサルは5人でのプレーということで、半分以下の人数となっています。
ゴールキーパーが一人いるわけなので、ピッチ内で動き回るのは基本的に4人ということです。
またサッカーの場合には「アウトオブプレー」といったルールなどもありピッチ内の選手交代には制限がありますが、フットサルの場合には交代要員を7人としたうえで、自由に交代をすることが可能です。
「俺疲れたから代わりに出てくれない?」といった具合に気軽に交代をすることができるので、そういった面も趣味として楽しまれている一つの要因でしょう。
堅苦しすぎないルールというのは嗜むうえで魅力的ですよね。
「サッカーの比べフットサルは試合時間が半分以下」
サッカーはみなさんご存じの通り45分ハーフであり、前半後半それぞれ45分ずつ行います。
しかしフットサルは20分ハーフで計40分程度。
またサッカーにはタイムがありませんが、フットサルでは前後半計2回1分間のタイムをとることが可能です。
「【戦術】フットサルにはポジションの概念がない?」
よくテレビのサッカー中継を見ていると、試合前に「○○選手はフォワード」といったような紹介画面が出ますよね。
そうしたようにサッカーにはそれぞれ選手ごとにポジションが決められているのですが、フットサルになるとポジションという考え方はあまりなくなるようです。
というのも、ピッチが狭いため、攻めるときには「全員オフェンス」で守る時には「全員ディフェンス」になるといった柔軟な動きが見られるのです。
「本当は自分も攻めたいけど人員の都合でディフェンスだから、守りに徹しなければならない」といったような煩わしさがないので、気軽に“スポーツ”を楽しめますね。
「まとめ サッカーとフットサルでは色々な違いがあった!」
ここまでサッカーとフットサルについて、使う道具やルール、戦術といった観点で違いを見てきました。
フットサルの場合には、ボールやピッチのサイズ、プレー人数や試合時間など全体的にサッカーよりもコンパクトにまとめられている印象を受け、戦術ではサッカーよりも自由なものである印象がありました。
フットサルの“気軽さ”に、社会人の趣味として楽しまれる理由があるように思えますね。
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