「球速を上げたい!」
「でも、筋トレで体を壊してしまうことが不安!」
こんな悩みを抱えていませんか?球速アップのためには、筋力を鍛えることは大切ですが、中学生という成長期の段階では、体に負荷のかかる筋トレに不安を抱く人もいるかと思います。
この記事では、球速アップのコツをお伝えするとともに、筋トレ以外のトレーニング方法をご紹介しますので、ぜひチェックして実践してみてください!
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球速が上がらない人の特徴とは?
まずは、球速が上がらない人の特徴を2つご紹介します。
「ボールに勢いがない」
「ボールに力が伝わらない」
という人は、ご自身のフォームと照らし合わせてチェックしてみてください。
ここでご紹介するのは、以下の2つの特徴です。
ステップした足の膝が、つま先よりも前に出ている
ステップした時に、股関節の位置が落ちている
では、それぞれについてお伝えしていきたいと思いますが、その前に前提として、2本の足の役割について理解しておきましょう。
その上で、球速が上がらない人の特徴について見ていきたいと思います。
1. 軸足 | 姿勢を保ち、力の方向を安定させる |
2. ステップ足 | 軸足の力を上半身へ伝える |
1. ステップ足の膝が、つま先よりも前に出ている
一つ目の特徴は、セットポジションから踏み込んだ際に、ステップ足の膝がつま先より前に出てしまうことです。
右利きの人の場合は「左足」、左利きの人の場合は「右足」の膝です。
ステップ足の膝がつま先より前に出ることで、下半身のバランスが崩れ、上半身への力の伝達が上手くできなくなってしまいます。
鏡の前で投球フォームを行い、ステップした際の膝の位置を確認してみてください。
2. ステップ時に、股関節の位置が落ちてしまう
2つ目の特徴は、ステップした時に、股関節の位置が下がってしまっていることです。
股関節は、下半身の中心となる部分です。
股関節の位置が落ちてしまうイコール、下半身の土台が崩れてしまっている状態となります。
また、股関節の位置が下がってしまうことで、体重移動も行いにくくなるため、ボールを前に押し出す力も小さくなってしまいます。
セットポジションから、股関節の位置を一定に保つことを意識し、投球を行うようにしましょう。
野球をするために生まれた「Tabio」ソックスを見る中学生が球速を上げるための3つのコツ
球速を上げるためには、筋トレは大切なトレーニングの一つですが、必ずしも筋トレをしなければ球速が上がらないという訳ではありません。
特に、腕や上半身の力に頼ってボールを投げてしまっている人は、上半身よりも強い下半身の力を使えるようになることで球速アップにつながります。
そこで、ここでは、下半身の力を使うためのコツを3点ご紹介します。
ぜひ、チェックしていただき、球速アップのための参考にしてください。
【コツ1】股関節を使う
一つ目のコツは、股関節を使って投げることです。
股関節がうまく使えることで、下半身を回旋しやすくなり、体全体を使ってボールを投げられるようになります。
そのためには、股関節を使って下半身を回転させる体の使い方を身につけるのが、オススメです。
【コツ2】体幹を使う
2つ目のコツは、体幹を使うことです。
体幹を使って投げることで、体の回転運動から生み出された力を、しっかりとボールに伝えられるようになります。
そのためには、姿勢をまっすぐに保ち、体幹が左右前後に曲がらないように意識するのがオススメです。
【コツ3】体重移動を正しく行う
最後は、体重移動です。
投球では、体の回転運動とともに、ボールを前に押し出す力が必要です。
そのためには、投げたい方向にまっすぐステップすることを意識して投げるようにしましょう。
野球をするために生まれた「Tabio」ソックスを見る球速を上げるためにオススメのトレーニング方法
ここでは、前の項でお伝えした3つのコツ、
・股関節を使う
・体幹を使う
・体重移動を正しく行う
これらのコツを習得するためにオススメのトレーニング方法をご紹介します。
どれも簡単にでき、自宅のスペースを使ってできるトレーニングなので、ぜひ実践してみてください。
1. 股関節の回旋トレーニング
ピッチングは、体幹を軸とした回転運動を行います。
その回転運動がスムーズに行えるようになると、体全体を使ってボールを投げられるようになります。そのための重要なポイントとなるのが、股関節の回旋動作です。
股関節の回旋トレーニングは、以下の動画で紹介しているトレーニング方法を実践してみてください。
2. 体幹を使って投げるトレーニング
体幹をまっすぐ保ち、ピッチング動作が行えるようになれば、下半身の力を効率よくボールへと伝えられ、球速アップにつながります。
そのためには、体幹の使い方を身につけることが必要です。
また、体幹がブレずに投げられるようになれば、球速アップだけでなくコントロールも安定するようになるので、一石二鳥です。
以下の動画では、体幹を使って投げる感覚を身につけるトレーニング方法をご紹介していますので、ぜひチャレンジしてみてください!
3. 正しい体重移動を身につけるトレーニング
体重移動の基本は、上下にブレず、まっすぐ投げたい方向に体重移動を行うことです。
また、姿勢も重要で、一番力の入りやすい姿勢を保ったまま体重移動を行う必要があります。
以下で紹介する動画では、この一番力の入りやすいポジションを「パワーポジション」と呼び、パワーポジションを維持したまま体重移動を行うトレーニング方法を紹介しています。
家の中でできるトレーニングなので、部活から帰った後や寝る前など、空いた時間を有効活用して実践してみてください。
ボールに効率よく力を伝える体の使い方をマスターしましょう!
この記事では、球速を上げる方法として、3つのコツとトレーニング方法についてお伝えしました。
成長期の真っ只中である中学生は、球速を上げようとして、あまりにも負荷の高い筋トレを行ってしまうと、体を壊してしまうリスクが高まります。
この記事でお伝えしたトレーニング方法は、筋トレとは異なり、体の使い方を身につけるためのものです。
ぜひ、トレーニングを実践していただき、下半身の力を使ってボールを投げられるようになりましょう。