最近プレミアリーグや代表戦でもサッカーソックスの裏を切る選手が増えているのをご存じでしょうか。
あまりオシャレには見えないため、ファッションとして穴を開けているとは思えませんよね。
本記事では、プロサッカー選手がソックスの裏を切る理由やメリット、デメリット、小中高生がマネして問題ないのか、などについて詳しく解説します。
超強力ノンスリップスポーツソックス「GEOソックス」サッカーソックスの裏を切るってどういうこと？
【画像引用：betimate】
一般的に使用されるサッカーソックスは”つま先”から”くるぶし辺り”までを覆うハイソックスですが、そのハイソックスのふくらはぎ側（裏側）を切ってしまうプロサッカー選手がいるのです。
日本代表戦やJリーグではソックスの裏を切っている選手を見たことがありませんが、プレミアリーグを中心に海外サッカーではちらほらサッカーソックスの裏を切っている選手を目にするようになりました。
そもそもサッカーソックスの裏を切る行為が注目されたのが、2018年に開催された「FAコミュニティ・シールド」の決勝戦「マンチェスターシティvsチェルシー」です。
この試合はカップ戦の決勝というビッグマッチであることから注目度が非常に高いなか、マンチェスターシティに所属するイングランド代表・カイル・ウォーカー選手が裏を切ったソックスを着用し、そのことをイギリスのメディア「デイリーミラー」が取り上げました。
ここからプレミアリーグやイングランド代表戦を中心に、サッカーソックスの裏を切ることが（一般的ではないものの）不思議がられないようになったのです。
プロサッカー選手がソックスの裏を切る理由とは？
はじめてサッカーソックスの裏を切ることを目の当たりにしたとき「ファッション」や「個性」だと思った人も多かったようです。
しかし、サッカーソックスの裏を切る理由は非常に合理的で、ソックスによるふくらはぎを締め付ける圧力を減らし、プレイに集中するためという理由があります。
プロサッカー選手はふくらはぎの筋肉が非常に大きい選手も多いですが、サッカーソックスを製造するメーカーがふくらはぎにかかる圧力を完全には軽減できていないため、サッカーソックスの裏を切るという方法をとっているのです。
サッカーソックスの裏を切るメリット
サッカーソックスの裏を切るメリットは、ふくらはぎが圧迫されることで生じる痛みや違和感をなくすることです。
サッカーソックスはすね当てを固定するために圧迫されて作られることが多いため、ふくらはぎの圧迫を嫌って多めのサイズのソックスを選ぶと試合中にすね当てがズレて怪我をしてしまう危険性もあります。
しかし、ジャストサイズのソックスの裏を切ることで、すね当てがずれることなくふくらはぎの圧迫も解消してくれるのです。
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サッカーソックスの裏を切るデメリット
サッカーソックスの裏を切るデメリットは、ソックスの消耗が早くなることです。
サッカーソックスの裏を切ることで、切り口から糸がほつれやすくなったりと消耗が激しくなってしまいます。
そのため、長く同じソックスを使い続けることが難しくなってしまうのです。
小中高生のサッカーの試合でソックスを切るのは問題ない？
結論から申し上げますと、小中高生が試合でサッカーソックスを切ることは問題ないとは断言することはできません。
日本のサッカー業界を統括してルールなどを定めているJFA（公益財団法人日本サッカー協会）の競技規則において、サッカーソックスは全体が同じ色であること、すね当てがソックスで覆われていることなどについては定められているものの、サッカーソックスを切る行為については定められていないため、実質的に禁止されていません。
また、各都道府県のサッカー協会ではJFAの協議規定をもとにルールが定められていますが、大会によってルールが若干異なることもあります。
たとえば、神奈川県サッカー協会のユニフォーム規程の11条では「”本規程に定めがない事項については、競技規則又は大会要項によるものとする。競技規則又は大会要項にも定めがない事項については、本協会又は公式競技会主催者の判断に従うものとする。”」とされているため、ソックスの裏を切ることについては協会に確認することが必要になるでしょう。
ほかにも、サッカーチームの方針やコーチ監督の意向によってサッカーソックスを切る行為が禁止されていることもあるため、自己判断ではなくチームやコーチ監督に相談することがおすすめです。
まとめ
本記事では、プロサッカー選手がソックスの裏を切る理由やメリット、デメリット、小中高生がマネして問題ないのか、などについて詳しく解説しました。
世界のトッププロを真似をするサッカープレイヤーも多くモチベーションの向上にも繋がりますが、サッカーソックスの裏を切る行為はまだ一般的な考え方ではないため、チームやコーチ監督と相談してから実践するようにしましょう。