「子供にスポーツをやらせたい」と考えてる親御さんは多いと思います。
できれば運動が得意になって、スポーツで活躍できるくらいなってくれれば嬉しいですよね。
では、子供の運動神経はどのように高めればいいのでしょうか。
今回は子供の運動神経が伸びやすい時期、ゴールデンエイジについて紹介します。
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ゴールデンエイジとは?
1度はゴールデンエイジという言葉を耳にしたことがある人もいると思います。
まず、人の運動能力などは、幼少期のある一定の時期の運動習慣や運動量で決まるという説があります。
そのある一定の時期というのが、6歳から12歳までの期間であり、この期間のことをゴールデンエイジと言います。
ゴールデンエイジ理論の元となっているのが、アメリカ人医学者のスキャモンが発表した「発育・発達曲線」です。
これによると、運動能力に関係する「神経方」は5歳から6歳の間に急激に成長し、12歳になる頃には100%発達すると言われています。
なので、この5歳から12歳までの間に様々なスポーツや遊びを通して、神経を刺激し、運動能力を高めていくことが重要になっていきます。
ゴールデンエイジには3段階ある
ゴールデンエイジには3段階あり、段階毎に適した運動をすることで効果的に運動能力を向上させることができます。
よく、日本では1つのことを長くやり続けることが美徳とされていますが、幼少期から1つの競技に絞ってしまうと、その分野の能力を向上させることはできますが、全体的に見たときに偏った運動能力になってしまう可能性があります。
偏った運動能力になってしまうと、違う競技を始めようとしたときに体に動きが染みついてしまったり、応用が利かないケースがあります。
そうならないためにも、幼少期は1つの競技に絞らず、様々なスポーツを経験することで、運動能力をバランス良く鍛えることができます。
では、ゴールデンエイジを段階毎に見ていきましょう。
プレゴールデンエイジ
3歳から6歳までの期間をプレゴールデンエイジと言います。
プレゴールデンエイジの期間は運動神経が著しく成長する時期なので、様々なスポーツや遊びを経験することが重要です。
しかし、この3歳から6歳の時期は体や心が出来上がっていないため、本格的なスポーツなどはさせず、遊びを入れながら運動することが大切です。
このプレゴールデンエイジの期間で運動することの楽しさを知って貰うために、ダンスやリズムに合わせてジャンプしたり、ジャンプしながらじゃんけんをするなどするといいかもしれませんね。
この動きを通して、体の動かし方を学ぶことが運動能力を高めていく上で重要となってきます。
ゴールデンエイジ
6歳から12歳までの期間がゴールデンエイジになります。
このゴールデンエイジの時期には、瞬発力や敏捷性、バランス能力が養われます。
この3つの能力はどのスポーツでも必要となってくる能力なので、瞬発力、敏捷性、バランス力があれば、様々なスポーツに対応することができます。
瞬間的に力を発揮する能力が瞬発力、動きにキレがあったり、素早く動くための能力が敏捷性、体のバランス、いわゆる体幹などの能力がバランス能力となります。
3つの内1つでも欠けていると、思うように体を動かす事が難しくなります。
例えば、瞬発力がないと長距離走は得意だが、短距離は苦手だったり、敏捷性の場合はパワーや体幹はしっかりしているが、動きが重たいなどのように応用が利くにくくなってしまいます。
ハイスピードジャンプ、親子リズムジャンプ、レッグスイングといった簡単にできるトレーニングで、瞬発力、敏捷性、バランス能力は鍛えられるので、試してみましょう。
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12歳から14歳の時期をポストゴールデンエイジと言います。
体や脳が発達してきたことで、これまでよりも複雑なトレーニングや強度の高い運動にも耐えることができます。
特にこのポストゴールデンエイジの時期は心肺機能の成長も追いついてくるため、ランニングなどのスタミナや持久力をつけるトレーニングなどが効果的です。
しかし、体が成長してきたからといって、過度な筋力トレーニングはあまり必要ありません。
過度な筋力トレーニングは体への負担が大きく、体が完成しきっていない時期では怪我などをしやすくなります。
加えて、プレゴールデンエイジからポストゴールデンエイジの期間は骨格系の成長にエネルギーが多く使われます。
そのため、いくら筋力を鍛えても、筋肉がつきにづらい時期なので、効果が出にくく、怪我のリスクのあるプレゴールデンエイジからポストゴールデンエイジの間には極力、筋力トレーニングせず、体の成長が一通り終えてからするようにしましょう。
ゴールデンエイジにやっておくべきこと
ゴールデンエイジの時期にはやっておくべきことがいくつかあります。
・基本的な運動能力の習得 ・様々なスポーツを経験すること ・遊びを通じて学ぶ ・バランスの取れた食生活 ・ポジティブなフィードバックとサポート |
この5つが挙げられます。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
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基本的な運動能力の習得
この時期は、走る、跳ぶ、投げる、捕るなどの基本的な運動能力を習得するのに最適です。
様々な運動を経験させることで、神経系の発達を促進し、将来的な運動能力の基礎を築くことができます。
例えば、ランニングはスピードと持久力を鍛えることができ、垂直ジャンプや長距離ジャンプを通じて、下半身の筋力と瞬発力を鍛えることができます。
体を動かす中でもいくつかの動作を同時にすることをコーディネーションと言いますが、ボール遊びやキャッチボールを通じて、コーディネーションと反応速度を向上させることができます。
多様なスポーツの経験
ゴールデンエイジには、様々なスポーツを経験することで、子供は色んな身体動作を習得することができ、全体的な運動能力の向上に繋がります。
特定のスポーツに特化するよりも、多くのスポーツに触れることで運動能力以外のことも学ぶことができます。。
それは、サッカー、バスケットボール、バレーボールなどのチームスポーツを通じて、協調性とコミュニケーション能力を身に付けることができます。
水泳、体操、陸上競技などの個人スポーツを通じて、自分の限界に挑戦する経験を積むことができます。
個人競技、団体競技の両方をやることで、両方から様々なことを学ぶことができます。
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遊びを通じた学び
遊びは子供の発達において非常に重要な役割を果たします。
子供オリジナルの遊びを通じて、豊かな創造力や感受性、問題解決能力、社会性を育むことができます。
スポーツだけではなく、キャンプや釣り、バーベキューなどをすることで、公園や自然の中での遊び方や生き物について学ぶことができます。
この自然に触れ合うことで、新たな発見があったり、勉強に興味を持つこともあるので、重要ですね。
幼少期のブロック遊びや絵を描くなどの創造的な遊びを通じて、手先の器用さや創造力を養うことに繋がっていきます。
バランスのとれた生活習慣の確立
ゴールデンエイジの期間に体を動かすことばかりに目が行きがちですが、規則正しい生活やバランスの良い食生活をすることも大切になってきます。
適切な食事、十分な睡眠をとることで、より効果的に運動能力を高めることができ、体の発達にも良い影響を与えます。
栄養バランスのとれた食事とは、成長に必要な栄養素をバランスよく摂取することが大切で、特にタンパク質、ビタミン、ミネラルを豊富に含む食事を心がける必要があります。
運動能力を高めるためにも、しっかりとした体を手に入れる必要があります。
そのためにも成長期には、十分な睡眠が必要で、子供に適切な睡眠環境を整え、規則正しい生活リズムを促します。
ゴールデンエイジの期間に運動を習慣化することで、体力を向上させ、健康的な体を維持することにも繋がり、体を動かす楽しさを知ることにも繋がります。
ポジティブなフィードバックとサポート
子供自身のやる気なども大切になってきますが、親御さんのフィードバックやサポートも必要となってきます。
子供は両親から褒められる事で自信と自己肯定感に繋がり、やる気を維持することができます。
子供が努力したり成果を上げたりしたときに、積極的に褒めることで自信をつけさせ、失敗してしまったときには一緒になって原因や解決策を考えていく必要があります。
また、失敗したときに叱るだけでは子供は萎縮し、自信を失い、競技などから離れてしまうこともあります。
親や保護者が子供の活動に積極的に関わり、サポートすることで、子供は安心感とモチベーションを得ます。
また、食生活や規則正しい生活は子供一人では実現することは不可能なので、子供と両親が一緒になって協力し合いながら、頑張っていくことが重要ですね。
なぜゴールデンエイジが注目されているのか?
近年になってからゴールデンエイジという言葉を聞くようになりましたね。
では、なぜゴールデンエイジが注目されるようになったのでしょうか。
それは昔と比べて、子供の体力・運動能力が低下してきたからです。
あるデータによると、体力・運動能力がピークだった昭和60年以降から全体的に低下傾向にあり、平成11年からは種目によって数値は変わっていますが、能力に変化が見られていません。
この体力・運動能力の低下には様々な要因があります。
・学校のカリキュラムなどの変更 ・学力重視 ・公園や空き地の減少 |
1つずつ理油を見ていきましょう。
学校のカリキュラムなどの変更
まずは、学校のカリキュラムや授業日数が変更されたことが関係しているのではないでしょうか。
今の小学校の授業は平日しかなく、授業時間も昔よりも短くなり、体育の授業も減っているとされています。
そのため、強制的に運動をする時間が減ったことで、基礎的な体の動かし方を学ぶ機会が減り、体力・運動能力に繋がったと考えられます。
学力重視
2つ目は学校が終わってからの時間の使い方が変わったことが挙げられます。
昔は小学校などの放課後は友達とサッカーや鬼ごっこなどをして遊ぶ機会が多くあったと思います。
しかし、現代は学力を重視する家庭が増え、塾などの習い事に行く子供が増えています。
学力に力を入れること自体はいいのですが、結果的に体を動かすことが減り、運動が苦手な子供が増えたことが、数値の低下に関係していると思われます。
公園や空き地の減少
体力・運動能力の一番の原因と言ってもいいかもしれないのが、公園や空き地の減少です。
特に問題なのが、公園の使い方ですよね。
本来は子供の遊び場のはずの公園で遊ぶことが難しくなっているのが現状です。
よく公園で見かけるのがサッカーボール禁止ですが、近隣住民のクレームによって公園がなくなってしまうケースなどもありました。
その結果、道路や駐車場で遊ぶことになり、トラブルや事故が発生してしまうこともあり、子供が遊ぶ機会、場所が少なくなってしまいます。
子供に安全で、楽しく運動してもらうためにはスクールや習い事に通わせることとなり、経済状況によって難しい人もいるため運動能力にばらつきが出たり、低下に繋がっているのではないでしょうか。
運動能力は後からも鍛えられる
子供の運動能力が伸びるゴールデンエイジよりも後に体を鍛えても無駄という訳でもありません。
身長や体重、体つきといったものは遺伝が強く影響を与えているので、鍛えてどうにかなるものではありません。
しかし、体力や筋力、走る速さなどはトレーニングや正しい体の動かし方などで鍛えることができます。
ゴールデンエイジの期間を終えてからの方が筋力はつきやすいので、パワーや瞬発力は伸びやすいかもしれません。
また、無酸素運動である筋力トレーニングに加えて、有酸素運動のランニング、プロテイン、サプリメントなどを組み合わせることで、より効果的に体を鍛えることができます。
まとめ
今回はゴールデンエイジについてや体力・運動能力の低下について紹介してきました。
ゴールデンエイジとは子供の運動能力が著しく成長する期間のことで、プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジ、ポストゴールデンエイジの3段階に分かれています。
各段階に合わせたトレーニングや遊び、スポーツをすることで、運動能力をバランス良く鍛えることができ、様々なスポーツに対応することができます。
現代の子供の体力・運動能力の低下には、運動機会の減少、学力重視、公園や空き地の現状が挙げられます。
しかし、昔よりも習い事の種類が増えたり、科学的に体の鍛え方を知ることができるようになっているので、上手く活用できれば、体力・運動能力も向上すると思います。
運動能力を伸ばすには、1つの競技に絞らず、様々なスポーツや遊びやアクティブな体験することが重要で、親御のフィードバックやサポートが重要になってくるので、子供と一緒に頑張っていきましょう。
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