サッカーの試合を観ていると、手首にテーピングを巻いているのを観たことがある人も多いのではないでしょうか。
多くのサッカー初心者の人は、「なんで手首に巻いているの?」、「おしゃれ?」、「様々な色が合ってカッコイイ!」、「形も色々ある」と思った人も多いと思います。
足首にテーピングを巻くのは捻挫の防止や足首のサポートなどが目的だと言うことが分かりますが、手首に巻くのはどういった意味があるのでしょうか。
そこで今回は、サッカー選手が手首にもテーピングを巻く意味やおすすめ商品などを紹介していきたいと思います。
どんな選手が手首にテーピングを巻いている?
サッカーの試合を観ていると、テーピングを手首に巻いている選手がいると思いますが、どんな選手が付けているのでしょうか。
まずは、現役の日本代表選手を確認していきましょう。
久保建英選手(レアル・ソシエダ) 堂安律選手(フライブルク) 伊東純也選手(スタッド・ランス) 遠藤航選手(リヴァプール) |
続いては、海外選手で手首にテーピングを付けている人を確認していきましょう。
クリスティアーノ・ロナウド選手(アルナスル) キリアン・エムバペ選手(レアル・マドリード) ネイマール選手(アル・ヒラル) ソン・フンミン選手(トッテナム・ホットスパー) マルコ・ロイス(ロサンゼルス・ギャラクシー) |
このように、国籍を問わず、多くのサッカー選手が手首にテーピングを付けていますね。
サッカー選手が手首にテーピングを巻く意味は?
日本人選手や海外の選手も手首にテーピングを付けていますが、どういった理由があるのでしょうか。
サッカー選手が手首にテーピングを巻く理由は3つあります。
パフォーマンス向上 怪我の予防 サポーターとしての役割 |
サッカー選手が手首にテーピングを巻く理由を1つずつ詳しく見ていきましょう。
パフォーマンス向上
サッカー選手が手首にテーピングを巻くのは、パフォーマンス向上のためだと言われています。
テーピングを両手首に巻くことで、左右のバランスが取りやすく、腕に力が入りやすくなるという効果があるそうです。
左右のバランスが取りやすくなることで、相手選手からタックルをされた時に倒れにくくなったり、腕に力が入ることで力が伝わりやすくなり、競り合いやキックの威力、正確性が向上するとか。
しかし、この効果は科学的に証明された訳ではなく、研究途中であるため、手首にテーピングを付けていない選手や片方だけという人もいるという訳です。
怪我の予防
サッカー選手が手首にテーピングを巻く2つ目の理由は怪我の予防です。
サッカーは足でボールを蹴るスポーツであるため、足首にテーピングを巻いとけばいいと考えている人も多いと思いますが、レベルが高くなっていくにつれて、腕の使いが重要になってきます。
サッカーは相手選手と間合いを計る際や競り合うときなど腕を使ってブロックするため、腕や手首を怪我することがよくありますね。
またジャンプし、着地した際に手を突いたり、転んだときにも手首を痛めてしまうケースもあるとか。
そのため、捻挫や打撲と言った怪我を防ぐ目的で手首にテーピングを巻いているサッカー選手も多いのです。
サポーターとしての役割
サッカーの試合では、動きを妨げる可能性のあるサポーターなどを付ける選手はいません。
しかし、どんな凄いサッカー選手でも怪我などを全くせず、体が常に万全という選手はいなく、怪我を抱えながらプレーしている選手も多いです。
そういった怪我を抱えながらプレーしている選手が付けるのがテーピングで、過去にレアル・マドリードに所属していた元フランス代表のカリム・ベンゼマ選手は、指を骨折しながらもテーピングを手首から指先まで巻いていました。
そうすることで、手首や指先を怪我していてもプレーすることができますが、カリム・ベンゼマ選手は長期に渡って指を骨折したままプレーしたため、指の形が少し変形しています。
このように、手首にテーピングを巻くことで、怪我の予防だけではなく、サポーターとしての役割も果たしているのです。
おすすめのテーピングはどれ?
テーピングと一言で言っても、いくつか種類があり、目的によって使うものが違ってきますね。
テーピングは大きく分けて「キネシオテーピング」と「スポーツテーピング」の2種類に分類することができます。
これまで定番として使われてきた「スポーツテーピング」は伸縮性がなく、手首、足首を固定するのが目的でしたが、「キネシオテーピング」は伸縮性のあるテープが使われていて、筋肉や関節の動きをサポート、補助するのが役割です。
では、「キネシオテーピング」と「スポーツテーピング」でおすすめの商品をいくつか紹介していきたいと思います。
KT TAPE ユナイテッドスポーツブランズジャパン
(画像引用:Amazon)
「KT TAPE ユナイテッドスポーツブランズジャパン」は伸縮性のある「キネシオテーピング」でハサミを使うことなく切ることができます。
「KT TAPE ユナイテッドスポーツブランズジャパン」は生地の強度が高く、長時間使用していても剥がれにくく、撥水性、速乾性、サポート力に優れたテープです。
「KT TAPE ユナイテッドスポーツブランズジャパン」はカラーバリエーションも多く、レッド、ブラック、ブルー、オレンジなど全11種類もあるので、自分の好きな色を選ぶことができます。
フィノア ムトーエンタープタイズ
(画像引用:Amazon)
「フィノア ムトーエンタープタイズ」は伸縮性と肌に優しい素材が使われている「キネシオテーピング」です。
「フィノア ムトーエンタープタイズ」は「キネシオテーピング」なので、筋肉や関節の動きを妨げないようにサポートしてくれて、粘着剤も使用感に優れているアクリル系のものが使われています。
また、指や手首だけではなく、自分が巻きたい部分に合わせてテープの太さを選ぶことができるので、必要な部分に適したものを選びましょう。
ニトリート ニトムズ
(画像引用:Amazon)
続いて紹介するのは非伸縮タイプのテーピング「ニトリート ニトムズ」です。
「ニトリート ニトムズ」は関節の固定や動きを制限する「スポーツテーピング」で、手で切ることができます。
カラーバリエーションは白しかありませんが、「ニトリート ニトムズ」はCBテープが使われているので、しっかりと固定してくれながらも、動きによってテープがズレてしまうことを最小限に抑えてくれます。
まとめ
今回はサッカー選手が手首にテーピングを巻く理由やおすすめの商品などを紹介してきました。
サッカー選手が手首にテーピングを巻くのは「パフォーマンス向上」、「怪我の予防」、「サポーターとしての役割」です。
また、テーピングには伸縮性のある「キネシオテーピング」と筋肉や関節をしっかりと固定する「スポーツテーピング」の2種類があるので、自身の目的に合ったものを選びましょう。