河村勇輝選手はパリオリンピック男子バスケットボール日本代表にも選出されていて、活躍が期待されています。
バスケットボール選手といえば、高身長の選手が多く、バスケットボールの本場であるNBAでは身長が190cmでも小柄だと評価を受けます。
しかし、日本屈指のPG(ポイントカード)である河村勇輝選手は身長が172cmと一般の成人男子とそれほど変わらない体格をしています。
バスケットボールにおいて身長が低いと言うことはかなりのデメリットにもなり、プロや日本代表クラスの選手になるにはかなり大変だった思います。
身長が低い河村勇輝選手はどのように身長という壁を乗り越えてきたのでしょうか。
今回は河村勇輝選手のことが詳しく分かるように、出身高校、所属チーム、年俸、愛用しているバスケットボールシューズなどについて紹介していきたいと思います。
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河村勇輝のプロフィール・経歴
バスケットボールファンであれば、河村勇輝選手を知っている人も多いと思いますが、パリオリンピックをきっかけに河村勇輝選手や日本男子バスケットボールを知った人にとってはまだまだ馴染みがないのではないでしょうか。
河村勇輝選手のことが分かるようにプロフィール・経歴を詳しく見ていきましょう。
名前 | 河村勇輝(かわむら ゆうき) |
生年月日 | 2001年5月2日(23歳) |
出身地 | 山口県柳井市 |
身長/体重 | 172cm/72kg |
ポジション | PG(ポイントカード) |
出身校 | 福岡第一高校→東海大学 |
所属クラブ | 2019-2020 三遠ネオフェニックス 2020-2022 横浜ビー・コルセアーズ 2022- 横浜ビー・コルセアーズ |
受賞歴 | ・BリーグシーズンMVP(2023) ・Bリーグ月間MVP(2022年1月、2022年12月) ・Bリーグオールスター(2023、2024) ・BリーグMIP(2023) ・Bリーグアシスト王 (2023、2024) ・Bリーグベストファイブ (2023、 2024) ・Bリーグ新人賞 (2023) ・Bリーグ新人賞ベストファイブ (2020) ・インターカレッジ優勝 (2020) ・インターカレッジスリーポイント王 (2020) ・インターカレッジアシスト王 (2021) ・関東大学リーグアシスト王 (2021) ・関東大学リーグ戦優秀選手賞 (2021) ・ウィンターカップ優勝 (2018、2019) ・ウィンターカップベストファイブ (2018、2019) ・インターハイ優勝 (2019) ・ココロ、たぎる。賞 (2023) |
河村勇輝選手は身長が172cmながら、2020年1月20日に三遠ネオフェニックスに特別指定選手として加入にし、同年1月25日の千葉ジェッツ戦でデビューし、18歳8ヶ月23日というBリーグ史上最年少、史上最年少得点記録を記録しました。
2019-2020シーズンの河村勇輝選手は11試合(7先発)に出場し、平均22.2分出場、12.6得点、3.1アシスト、2.0リバウンドを記録します。
河村勇輝選手は福岡第一高校を卒業後、プロ入りせず、バスケットボールの強豪校である東海大学に進学するとともに、2020年12月19日に横浜ビー・コルセアーズに特別指定選手として加入しました。
2020-2021シーズン、横浜ビー・コルセアーズでプレーした河村勇輝選手は前年のシーズンよりも出場試合を増やし、16試合(1先発)、平均21.2分出場、6.0得点、3.4アシスト、2.3リバウンドを記録し、シーズン新人ベストファイブに選出されます。
2021-2022シーズンは横浜ビー・コルセアーズと前年に続き特別指定選手として加入し、32試合(6先発)、平均23.6分出場、10.0得点、7.5アシスト、2.9リバウンドを記録し、これまで以上の成績を残しました。
2022-2023シーズンになると、河村勇輝選手は2022年3月に東海大学を中退し、横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結びます。
2022-2023シーズンの河村勇輝選手の成績は52試合(50先発)、平均28.1分出場、19.5得点、8.5アシスト、1.5スティールを記録し、Bリーグでも屈指の成績を残しました。
2023-2024シーズンの河村勇輝選手は昨シーズン以上に素晴らしい成績を残し、56試合、平均30.3分、20.9得点、8.1アシスト、1.1スティールを記録し、アシスト王、シーズンMVP、ベストファイブなどの様々な賞を獲得し、キャリアハイの成績を残します。
23歳ながらBリーグで様々な賞を獲得し、日本代表にも選ばれた河村勇輝選手はNBAのメンフィス・グリズリーズと「エグジビット10契約」を結びました。
「エグジビット10契約」とは、NBAで定められているけいやくの1つで、最低年俸、無保証での契約となり、シーズン前に「2Way契約」を切り替えることも出来ます。
「2Way契約」はNBAとGリーグの両方と結ぶ契約で、過去には渡邊雄太選手もこの契約からNBAデビューを掴み取っています。
また、日本代表の1人である馬場雄大選手も2019年にダラス・マーベリックスと「2Way契約」を結んでいました。
ゼビオオンラインでバスケ用品を探す河村勇輝の学生時代は?
Bリーグで輝かしい活躍を見せた河村勇輝選手は来シーズンバスケットボールの本場であるNBAのメンフィス・グリズリーズと「エグジビット10契約」を結び、NBAにチャレンジすることになります。
アメリカにチャレンジすることになった河村勇輝選手はどのような学生生活を送っていたのでしょうか。
河村勇輝選手の学生時代を振り返っていきましょう。
高校時代
河村勇輝選手は山口県柳井市出身で、地元・やまない中学校で全中ベスト16を経験すると、バスケットボールの強豪校である福岡第一高等学校に進学します。
強豪である福岡第一高等学校でも河村勇輝選手の能力は突出しており、高校1年生から出場機会を得ます。
高校2年、3年生の時にはバスケットボールの2大タイトルのうちの1つ、ウィンターカップで連覇を達成しました。
加えて、高校3年生の時にはインターハイでも優勝しています。
河村勇輝選手は才能だけではなく努力もできる選手で、小学生時代からチーム練習に加えて個人で自主練習を欠かさなかったそうです。
福岡第一高等学校時代では、夜に寮を抜け出しコーチと一緒にシューティング練習を行っていました。
また、元々、福岡第一高等学校はお正月の元旦はオフにしていましたが、河村勇輝選手が在籍している時から練習するようになったという逸話があります。
河村勇輝選手はバスケットボールだけではなく、勉強にも力を入れていて進学コースに在籍していて、成績も優秀だったそうです。
高校時代の河村勇輝選手はバスケットボール一色で、文化祭、体育祭、修学旅行といった行事には一切、参加していなかったとか。
大学時代
福岡第一高等学校でウィンターカップ2連覇という成績を残した河村勇輝選手は、バスケットボールの強豪校である東海大学に進学しました。
河村勇輝選手が在籍した学部は東海大学体育学部に進学し、大学生と特別指定選手としてプロのチームでプレーするという生活をするようになりました。
バスケットボールの強豪校である東海大学にはトレーニング環境が整っていて、数多くのプロ選手を輩出してきました。
河村勇輝選手が東海大学を選んだのにはこの辺りが関係しているのではないでしょうか。
大学1年生の河村勇輝選手は東海大学の一員としてインカレ優勝を経験し、3ポイント王を受賞しました。
大学2年生になると、特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズでプレーしながら、東海大学でもレギュラーとして活躍し、リーグ戦で最優秀選手賞とアシスト王、インカレでアシスト王を獲得し、東海大学を準優勝に導きます。
大学生3年生になるタイミングで、パリオリンピックや海外のチームでプレーするために河村勇輝選手は東海大学を中退し、横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結びました。
河村勇輝のプレースタイル
— 河村 勇輝 / Yuki Kawamura (@KawamuraYuki) June 18, 2021
身長が172cmとかなり小柄な河村勇輝選手がBリーグや日本代表で活躍できているのは何故なのでしょうか。
その秘密は河村勇輝選手のプレースタイルに関係しているのではないでしょうか。
河村勇輝選手は172cm小柄ですが、爆発的なスピードが特徴の選手で、スピードを活かしたドライブ、精度の高いシュート、パス、を得意としていて、スティールでディフェンスにも貢献することが出来ます。
河村勇輝選手のスピードの特徴はトップスピードが速いだけではなく、急停止からの急加速、トップスピードからの停止と、加速力、敏捷性も優れています。
そのため、派手なフェイクを使わずとも、ドライブのコース取り、スピード、緩急などで相手ディフェンダーを抜くことが出来ます。
同じようなプレースタイルで、日本バスケットボール界を牽引してきた富樫勇樹選手も河村勇輝選手のスピードには敵わないと絶賛するほど圧倒的なスピードを持っています。
現代バスケットボールでは3ポイントシュートはかなり重要視されており、ロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁選手も3ポイントシュートの練習に力を入れていました。
河村勇輝選手はスピードだけではなく、レイアップやミドルシュート、3ポイントシュートも得意としています。
これまでの河村勇輝選手の3ポイントシュートの成功率は2022-2023シーズンは34.4%、2023-2024シーズンは31.8%を記録しています。
3ポイントシュートの成功率は40%を超えればかなり優秀と言われているので、河村勇輝選手の3ポイントシュートの成功率は悪くない数字だと言えるのではないでしょうか。
河村勇輝選手は3ポイントシュートよりもレイアップやミドルシュートといった2ポイントシュートを得意としており、難しい体勢からのレイアップを決めることができます。
また、2ポイントの成功率は2022-2023シーズンは50.5%、2023-2024シーズンは50.3%を記録しています。
河村勇樹選手のフィールドゴール率は2022-2023シーズンは42.3%、2023-2024シーズンは41.6%を記録し、Bリーグでも屈指の得点力を有しています。
河村勇輝選手の武器はスピードや得点力だけではなく、ハンドリングスキルとパス能力も優れています。
河村勇輝選手のハンドリングスキルの高さはあれだけのスピードの中でもボールを失わず、コントロールしていることからも分かります。
また、河村勇輝選手のパス能力はかなり秀でていて、2022-2023シーズンでは平均8.5アシスト、2023-2024シーズンでは平均8.1アシストを記録していて、2年連続でBリーグアシスト王を獲得しています。
河村勇輝のバッシュは?
河村勇輝選手は日本を代表する選手で、多くのファンの人が河村勇輝選手が愛用するバスケットボールシューズがどこのメーカーなのか関心があるのではないでしょうか。
河村勇輝選手が愛用しているバスケットボールシューズのメーカーは「アシックス」です。
河村勇輝選手が愛用しているバスケットボールシューズは「アシックス UNPRE ARS LOW」シリーズです。
河村勇輝選手が愛用している「アシックス UNPRE ARS LOW」の特徴は履いた瞬間に足との馴染みがよく、メッシュのアッパー部分とハトメ部分の構造により、かなりフィット感のあるバスケットボールシューズとなっています。
また、「アシックス UNPRE ARS LOW」はサイドウォール機能が高く、左右の切り返しの時にサポートしてくれて、横方向の移動がスムーズに行え、足への負担も軽減してくれるという特徴があります。
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ゼビオで在庫有 ゼビオオンラインで見る河村勇輝選手の年収は?
Bリーグでも屈指のPG(ポイントガード)である河村勇輝選手の年俸はいくらなのでしょうか。
Bリーグでは「年俸を公開してはいけない」というルールがあるため、正確な金額は分かりませんが、推測していきたいと思います。
河村勇輝選手は三遠ネオフェニックスと横浜ビー・コルセアーズの最初の1年目では特別指定選手としてプレーしていました。
Bリーグのルールによると、特別指定選手には宿泊費、交通費、食事手当、保険料、備品手当などが支払われるだけで、いわゆるお給料は支払われません。
そのため、河村勇輝選手が横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結ぶまでは、年収はなかったことが分かります。
また、Bリーグでは新人の年俸には上限と下限が決まっており、河村勇輝選手がプレーしたB1リーグの上限は450万円、下限は300万円となっています。
このことから河村勇輝選手の年俸は450万円だと予想でき、この年俸に勝利給や出場給、スポンサー料などが加算されるので、河村勇輝選手の活躍から考えるとかなり年俸が高いのではないでしょうか。
また、Bリーグでは2年目の年俸は制限がないため、2023-2024シーズンは約1億円を超えるのではないかとも言われています。
河村勇輝選手はこれまでにアシスト王やシーズンMVPやベストファイブなど様々な賞を獲得しているため、この1億円という数字も現実的な数字だと言えますね。
河村勇輝選手は横浜ビー・コルセアーズと契約延長する際に、複数の他のチームからもオファーがあったそうで、1年契約で2億円を提示されたとされています。
もし、河村勇輝選手がNBAのメンフィス・グリズリーズと「エグジビット10契約」を結ばなければ、Bリーグで数億円の年俸を貰っていた可能性がありますね。
まとめ
今回はパリオリンピック・バスケットボール日本代表に選ばれている河村勇輝選手のプロフィールや経歴、学生時代、プレースタイル、バスケットボールシューズ、年収などについて調査してきました。
河村勇輝選手は身長が172cmと小柄ながらも爆発的なスピードと得点力、ハンドリングスキル、アシスト力を有していて、Bリーグのアシスト王やMVP、ベストファイブなどの様々な賞を獲得しました。
Bリーグでは選手の年俸を公開しないというルールがあるため、河村勇輝選手の年俸も分かりませんが、約1億円なのではないかとも言われています。
パリオリンピックに参加している男子バスケットボール日本代表は史上最強とも言われているので、河村勇輝選手に注目していきましょう。