最近、多くの日本人サッカー選手がマウスピースを付けるプレーをしています。
マウスピースを付けている選手と言えば、日本代表のキャプテンで、リヴァプールで活躍してる遠藤航選手です。
他にも日本代表選手やJリーガーの選手がマウスピースを付けていますが、マウスピースを着ける意味はあるのでしょうか。
今回はサッカー選手がマウスピースを付ける意味や効果について紹介します。
マウスピースを付けている選手たち
マウスピースを付けている選手は意外に多く、海外でプレーしている選手だけではなく、Jリーグでプレーしている選手も付けています。
そこで、マウスピースを付けている選手を紹介します。
遠藤航 (プレミアリーグ リヴァプール所属)
日本人でマウスピースを付けているイメージが強いのは日本代表のキャプテンで、世界的ビッククラブのリバプールでプレーしている遠藤航選手です。
遠藤航選手は守備的MFとしてリバプールの中盤を支えていて、ボール奪取力や危機察知能力が高い選手です。
今シーズン、リバプールに移籍し、シーズンの序盤はあまり出場できませんでしたが、最近はスタメンで出場するなど中心選手として活躍しています。
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三苫薫 (プレミアリーグ ブライトン所属)
2人目はイングランド・プレミアリーグのブライトン所属の日本が世界に誇るドリブラー三苫薫選手です。
三苫薫選手がマウスピースを付けているイメージはあまりありませんが、一時期、付けてプレーしていました。
細かいタッチと緩急を使ってドリブル突破をするのを得意とし、あの世界的ビッククラブのバルセロナが獲得を狙っていると言われるほどの選手です。
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旗手怜央 (スコティッシュリーグ セルティック所属)
3人目はスコットランドのセルテックに所属している旗手怜央選手です。
旗手怜央選手はボランチを本職としていますが、WGやサイドバックとしてもプレーすることができるユーティリティ性の高い選手です。
また、川崎フロンターレ仕込みの足下の技術の高さと縦横無尽に走り続けることができるスタミナを持っています。
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豊田陽平 (J3リーグ ツエーゲン金沢所属)
4人目はサガン鳥栖や日本代表でも活躍した豊田陽平選手です。
遠藤航選手よりマウスピースを付けている選手であげられるのが豊田陽平です。
豊田陽平選手はフィジカルとジャンプ力が強く、ヘディングシュートを得意とし、空中戦に強みを持っているFWです。
都倉賢 (J3リーグ いわてグルージャ盛岡所属)
5人目はヴィッセル神戸や北海道コンサドーレ札幌などでプレーした都倉賢選手です。
187cmという恵まれた体格を活かしたポストプレーや空中戦を得意としているFWです。
現在J3のいわてグルージャ盛岡でプレーしています。
サッカー選手がマウスピースを付ける意味とは?
マウスピースと言えば、アメリカンフットボールやウエイトリフティングの選手などが付けているイメージがあります。
プレー中にグッと歯を食いしばるスポーツであれば、嚙み合わせを良くし、パフォーマンスを向上させる目的で付けていると思われます。
では、サッカー選手がマウスピースを付けている意味とは何なのでしょうか。
サッカー選手がマウスピースを付けるメリットを紹介します。
歯を守るため
サッカー選手がマウスピースを付けるメリットとして1つ目に挙げられる理由は歯を守るためです。
サッカーは接触プレーが多いスポーツで、顔面に相手選手の頭や肘、脚などがぶつかることがあります。
特に遠藤航選手のように相手選手と空中で競ったり、ボールを奪う際にはどうしても接触のリスクが高くなります。
遠藤航選手曰く、マウスピースが無ければ、歯が何回か折れているレベルのダメージがあったそうです。
こういった接触から歯や口の中を守る目的でマウスピースは付けられています。
パフォーマンス向上のため
一般的にマウスピースをするのは瞬間的に力を出す時に、歯を食いしばるため、噛み合わせを良くし、保護をするためと考えられていますが、サッカーにおいてはそうではないそうです。
ベストパフォーマンスを発揮するにはリラックスすることが重要で、遠藤航選手などがマウスピースを付けているのはリラックスするためなんだそうです。
マウスピースを付けてパフォーマンスが向上する理由はアゴの関節の位置が深く関係しています。
マウスピースによってアゴの関節が適切な位置に固定されることで、リラックスした状態になり、集中力が増すので、パフォーマンスが上がるとされています。
競技用マウスピースの特徴や値段
一般の人からすると、競技用マウスピースは馴染みのないもので普通のマウスピースと何が違うのかが分からないと思います。
そこで、次は競技用マウスピースの特徴や値段を紹介します。
競技用マウスピースの特徴
競技用マウスピースは一般的なマウスピースと違い、素材や硬さなどが異なります。
一般的なマウスピースは寝る際に邪魔にならないように1ミリ〜2ミリの厚さで作られ、硬い素材で作られています。
一方で、競技用のマウスピースは厚さが3ミリ〜5ミリと厚く作られ、素材も衝撃を吸収できるように柔らかい樹脂製のもので作られています。
競技用マウスピースの値段
病院などで作れる競技用マウスピースの値段は数千円から約1万円で、制作期間も1週間から10日間とすぐに作ることができます。
一方で、プロサッカー選手などのアスリートが使うようなマウスピースになってくると、値段や制作期間も変わってきます。
遠藤航選手のマウスピースを制作している宮川順充先生によると、日々、改良などを重ね、1年間に60〜70個ほど制作しているそうです。
値段ははっきりと公表されていませんが、1年間の合計のマウスピースの値段は高級外車であるメルセデスベンツを買える値段と同じくらいと言われています。
詳細な値段は分かりませんが、メルセデスベンツは一番安いクラスでも約350万円くらいするので、遠藤航選手のマウスピースは約5万円くらいすると考えられます。
オーダーメイドなので、平均的なマウスピースより高価なものと考えられます。
まとめ
今回はサッカーのマウスピースにフォーカスして紹介してきました。
マウスピースを付けるのは噛みしめて、力を発揮すると考えられていますが、サッカーにおいてのマウスピースは歯を守るためとリラックスし、ベストパフォーマンスを発揮するために付けられています。
一般的な競技用マウスピースは1週間から10日間で作ることができ、値段も数千から約1万円程度で製作できます。
遠藤航選手のマウスピースはオーダーメイドであるため、制作期間が一般的なものに比べて時間が掛かり、値段も若干高くなっています。
マウスピースは怪我防止やベストパフォーマンスを発揮する効果があるので、今後、装着する選手が多くなることが予想されます。