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「プロのサッカー選手が、ソックスの後ろに穴を開けているのはなぜ?」
「真似して切っても、試合で怒られない?」
海外サッカーの中継を見て、そう気になった方は多いはずです。
結論から言うと、ソックスの裏を切るのは、ふくらはぎの締め付けを減らすためです。
すね当ては固定したまま、きつさだけを逃がせるのが理由です。
ただし、小中学生が自分の判断で切るのはおすすめしません。
大会やチームの決まりがあるため、まずはコーチに確認してください。
この記事では、ソックスの裏を切る理由、メリット・デメリット、試合でのルール、切らずに締め付けを減らす方法を、元スポーツ用品店の販売員の目線でまとめます。
この記事で分かること
- プロ選手がソックスの裏を切る理由
- 切るメリットとデメリット
- 試合で切ったソックスを使えるか
- ジュニア選手が切らずにできる対策
サッカーソックスの裏を切るとは?
サッカーソックスは、つま先からひざ下までを覆う長いソックスです。
その、ふくらはぎ側に、はさみで穴を開けたり、切れ目を入れたりすることを「裏を切る」と呼びます。
海外のリーグ、特にイングランドのプレミアリーグでは、穴の開いたソックスで試合に出る選手が見られます。
2018年のFAコミュニティ・シールドでは、マンチェスター・シティのカイル・ウォーカー選手の穴の開いたソックスが、イギリスのメディアで取り上げられて話題になりました。
プロ選手がソックスの裏を切る3つの理由
1. ふくらはぎの締め付けを減らすため
サッカーソックスは、すね当てがずれないよう、きつめに作られています。
ふくらはぎの筋肉が大きい選手ほど、締め付けを強く感じます。
裏に穴を開けると、その圧迫が和らぎます。
2. 違和感なくプレーに集中するため
試合中に、ソックスのきつさが気になると、集中しにくくなります。
3. すね当ての固定と両立するため
締め付けを嫌って大きいサイズを選ぶと、すね当てがずれやすくなります。
ジャストサイズのソックスの裏だけを切れば、すね当ては固定したまま、きつさだけを逃がせます。
ソックスの裏を切るメリットとデメリット
メリット
- ふくらはぎの圧迫が減る
- 締め付けの違和感が気にならなくなる
- ジャストサイズのまま、すね当てを固定できる
デメリット
- 切り口から糸がほつれ、ソックスが傷みやすい
- 切りすぎると、すね当てを固定する力が弱くなる
- チームや大会によっては、認められないことがある
- 見た目が気になる人もいる
試合で切ったソックスを使ってもいい?
サッカーの競技規則では、ソックスについて、すね当てを覆うことや、外側に巻くテープは、その部分のソックスと同じ色にすることが定められています。
一方で、ソックスに穴を開けることそのものについての、はっきりした決まりは、確認できた範囲では見当たりません。
ただし、都道府県のサッカー協会や大会の要項で、ユニフォームの決まりが定められていることがあります。
チームとして、ソックスを切ることを禁止している場合もあります。
試合で使う前に、必ずチームのコーチや、大会の主催者に確認してください。
小中学生(ジュニア)は、切る前に相談を
ジュニア選手は、成長に合わせて、ソックスのサイズがすぐに合わなくなります。
締め付けがきつい場合は、まずサイズを1つ見直してみてください。
それでもきついときは、ソックスを切らずにできる方法があります。
ふくらはぎ部分と足の部分が分かれた「セパレートソックス」の組み合わせです。
詳しくは、セパレートソックスのメリット・デメリットと作り方で解説しています。
締め付けにくいサッカーソックスの選び方
お店でソックスの相談を受けるとき、確認してもらっていたポイントは4つです。
- 足のサイズだけでなく、ふくらはぎの太さに合うかを見る
- 試し履きは、すね当てを入れた状態でする
- 洗濯で縮むことも考えて、きつすぎないものを選ぶ
- 練習用と試合用を分けて、傷みを減らす
特に、すね当てを入れると、ふくらはぎ周りは想像よりきつくなります。
サイズに迷ったら、すね当てを持ってお店で合わせてみるのがおすすめです。
すね当てのずれが気になる場合は、ソックスの上からテーピングで固定する方法もあります。
切らずに締め付けを減らすおすすめソックス
ここからは、販売員の目線で、切らずに使えるソックスを紹介します。
ふくらはぎ用のカーフソックス
ふくらはぎ部分だけのカーフソックスは、短いソックスと組み合わせて使えます。
こちらは2足入りで、大人用と子ども用のサイズがあり、セパレートソックスを試したい方に向いています。
ジュニアから使えるタビオのサッカーストッキング
タビオのサッカーストッキングは、足裏にパッドが入ったタイプです。
メンズ・レディース・ジュニアのサイズがあり、親子で同じものを選べます。
滑り止め付きの五本指ソックス
ソックスの中で足が滑ると、スパイクの中で力が逃げやすくなります。
こちらは、滑り止めの付いた五本指タイプのサッカーソックスです。
足裏の滑りを抑えたい方には、ノンスリップタイプのGEOソックスも候補です。
サッカーソックスは、スポーツ用品店でも、サイズを確かめて選べます。
在庫や取り扱いは店舗で変わるため、購入前に公式ページで確認してください。
どうしても切る場合の注意点
- 試合用ではなく、練習用のソックスで試す
- 穴は小さく開け、少しずつ広げる
- すね当てがずれないかを、走って確認する
- 切り口がほつれてきたら、早めに買い替える
すね当ての固定には、テーピングを使う方法もあります。
巻き方は、サッカーのテーピングの巻き方で紹介しています。
よくある質問
Q. ソックスの裏を切るのは、ルール違反ですか?
A. 競技規則では、穴を開けることについての明確な決まりは見当たりません。ただし、大会やチームの決まりが優先されるため、事前に確認してください。
Q. 日本の選手も、ソックスを切っていますか?
A. 海外のリーグほど多くは見られません。チームのユニフォームの決まりで、認められていない場合もあります。
Q. 小学生が真似しても大丈夫ですか?
A. 自分の判断で切るのは避けて、コーチに相談しましょう。締め付けが気になるなら、サイズの見直しやセパレートソックスがおすすめです。
まとめ
- ソックスの裏を切るのは、ふくらはぎの締め付けを減らすため
- すね当てを固定したまま、きつさだけを逃がせる
- ソックスが傷みやすく、大会やチームで認められないこともある
- ジュニアは切る前に相談し、サイズの見直しやセパレートソックスを試す
プロの真似をする前に、まずは自分の足に合ったソックスを選んでみてください。