皆さんは「電子ホイッスル」というものをご存じでしょうか。
通常のホイッスルは笛を口にくわえて、息を吹き込むことで音を発しますが、「電子ホイッスル」はボタン1つで音を出すことができます。
「電子ホイッスル」は試合中だけではなく、練習中に指導する際にも非常に役立つアイテムであるため、多くのコーチなどが使用していますね。
では、「電子ホイッスル」にはどんな種類があり、メリット・デメリットはあるのでしょうか。
また、何故、サッカーの公式戦などで使用されていないのかも気になりますよね。
そこで今回は、「電子ホイッスル」の特徴、メリット・デメリット、おすすめ商品やサッカーの公式戦で使われない理由などを紹介していきたいと思います。
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電子ホイッスルとは
「電子ホイッスル」とは一体どんなものなのでしょうか。
まず、「電子ホイッスル」は従来の息を吹き込み使うホイッスルとは使い方が全く異なります。
「電子ホイッスル」は電池などを入れて使用し、誰でも簡単に音を発することができるアイテムです。
「電子ホイッスル」はボタン1つで誰でも音を発することができるのが特徴の1つで、他にも音量が常に一定で、種類によって複数の音色を選択することもできます。
電子ホイッスルと通常のホイッスルの違い
常に安定した音を出すことができ、ボタン1つで操作できるという利便性の高い「電子ホイッスル」ですが、通常のホイッスルとはどういった点が違うのでしょうか。
・音の大きさ ・音の出し方 ・寿命 ・衛生面 |
それでは、「電子ホイッスル」と通常のホイッスルの違いを1つずつ詳しく見ていきましょう。
音の大きさ
「電子ホイッスル」と通常のホイッスルでは、「音の大きさ」が異なります。
「電子ホイッスル」は常に「音の大きさ」が一定ですが、通常のホイッスルは息を吐く強さによって、「音の大きさ」を変えることができます。
そのため、「電子ホイッスル」は練習中やトレーニングマッチでは役に立ちますが、公式戦のようなファウルなどが起こった際に、音の大きさや吹き方を変えることができません。
音の出し方
「電子ホイッスル」はボタン操作で音を発しますが、通常のホイッスルは息を吐くことで音を出すため「音の出し方」が異なります。
通常のホイッスルは自身が使っているホイッスルの種類などによって吹き方のコツを覚える必要がありますが、「電子ホイッスル」はボタン操作のみであるため、使いやすさに優れているのが特徴です。
寿命
「電子ホイッスル」は名前からも分かるように、電池を入れて使う機械であるのに対し、通常のホイッスルは一般的にプラスチック素材であるため「寿命」が違ってきます。
通常のホイッスルはプラスチック素材で作られているためぶつけたり、踏んだりしなければ壊れることがありませんが、「電子ホイッスル」は電池がなくなってしまったら交換する必要がありますし、機械であるためちょっとしたことで壊れてしまう可能性がありますね。
そのため、「電子ホイッスル」は「寿命」が短く、電池を買い換えるコスト面などがデメリットとなっています。
衛生面
耐久性という面では通常のホイッスルに劣っている「電子ホイッスル」ですが、「衛生面」では優れています。
「電子ホイッスル」は通常のホイッスルとは違い、ボタン操作で音を出すため口にくわえたりしません。
そのため、「電子ホイッスル」はこまめに洗浄したり、メンテナンスしなくていいため、通常のホイッスルよりも「衛生面」を気にしなくて済みます。
おすすめ電子ホイッスル
「電子ホイッスル」も通常のホイッスルと同じようにそれほど種類が多くないため、数が限られていますが、その中でもおすすめなアイテムを紹介していきたいと思います。
・モルテン ・NET-O |
今回、紹介するのはこの2つの「電子ホイッスル」なので、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
モルテン
1つ目に紹介する「電子ホイッスル」はサッカーをやっている人であれば、お馴染みの「モルテン」です。
「モルテン 大音量電子ホイッスル RA0020」という商品があり、この「電子ホイッスル」は「ピリリリッ」となる大音量タイプトリル音と「ビー」となるブザー音を出すことができます。
「モルテン 大音量電子ホイッスル RA0020」は耐久性にも優れていて、重要も約80gと軽量であるため、長時間使用していても疲れることもありません。
音も大きいため、広いグラウンドなどでも使用することが可能で、大音量タイプトリル音とブザー音の切り替えは本体の横にあるスイッチで変えることができます。
NET-O
「NET-O」はスポーツ専用の「電子ホイッスル」ではありませんが、コストパフォーマンスとカラーバリエーションに優れたアイテムです。
「NET-O 電子ホイッスル 【3段階 3種類のホイッスル音】は状況に応じて音の大きさを「大」、「中」、「小」と選択できることと、音色も3段階から選ぶことができるのが最大の特徴になっています。
「NET-O 電子ホイッスル 【3段階 3種類ホイッスル音】」は「レッド」、「ブルー」、「ブラック」、「グレー」、「イエロー」の5種類から色を選ぶことができます。
電子ホイッスルが公式戦で使われない理由はなに?
操作性に優れ、安定した音を出すことができる「電子ホイッスル」ですが、なぜ、サッカーの公式戦では使われていないのでしょうか。
・音の強弱 ・防水性 ・誤操作 |
「電子ホイッスル」が公式戦で使われないのはこれらの理由が挙げられます。
1つずつ理由を詳しく見ていきましょう。
音の強弱
サッカーの公式戦では、ファウルがあった際や選手交代のタイミング、リスタートの合図など様々な場面で笛を吹きますが、それぞれ違った吹き方をします。
そのため、通常のホイッスルでは吹き方を変えることで、「音の強弱」などを表現していますが、「電子ホイッスル」ではそれができないため、採用されていません。
防水性
サッカーの公式戦はよほどの大雨でなければ、試合をすることが多いのですが、「電子ホイッスル」は機械であるため「防水性」に不安が残ります。
「電子ホイッスル」を雨の中で使い、深刻なファウルが起きた際に、音が出なければ大変なことになってしまうので、プラスチック素材の従来のホイッスルが採用されているのではないでしょうか。
誤操作
「電子ホイッスル」はボタン操作で音を鳴らすため、審判が誤って音を出してしまう可能性があります。
「電子ホイッスル」の「誤操作」で音が鳴ってしまい、チャンスシーンでプレーが止まってしまうことになったら大変なことになってしまいますよね。
そういった誤操作を防ぐために、従来の息を吹き込むことで音が出るホイッスルが使われています。
サッカーの試合の審判に必要なアイテムは「ホイッスル」だけではないので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回は「電子ホイッスル」の特徴やメリット・デメリット、おすすめの商品、公式戦で使われない理由などについて紹介してきました。
「電子ホイッスル」はボタン操作で一定の音を出すことができ、操作性に優れていますが、耐久性や音の強弱などを付けることができません。
今回、紹介した「モルテン」と「NET-O」の「電子ホイッスル」は多くのコーチなどが使っているので、「電子ホイッスル」を探している人は1度チェックしてみて下さい!