少年野球の球速アップ|小学生ができるトレーニングと、ケガを防ぐ安全な進め方【2026】

「小学生の球速を上げるには、何をすればいいの?」

「筋トレをさせても大丈夫?」

「投げすぎが心配」

そう思って調べていませんか。

結論から言うと、小学生の球速アップは、「投げ込み」より「体の使い方」と「安全な投球数」を先に整えるのが基本です。

成長期の肩やひじは、投げすぎの影響を受けやすいためです。

専門家は、投げる量を増やさずに、下半身・股関節・胸郭など、体の土台を整える練習を紹介しています。

この記事では、球速アップの練習の例と、投球数の目安、安全な進め方をまとめます。

この記事で分かること

  • 球速アップの土台になる3つの練習の例
  • 投球数の目安(連盟と医学会の2つ)
  • 成長期に気をつけたいこと
  • 球速の測り方

球速アップの前に|まず「ケガをしない」を優先する

成長期の子どもは、肩やひじを痛めやすい時期です。

スポーツ安全協会の野球の傷害予防ページでは、不適切な投げ方(いわゆる「手投げ」)で、肩やひじに負担が集中すると紹介されています。

あわせて、成長期は柔軟性が低下しやすいため、全身の柔軟性を高め、不良な動きを直すことが大切とされています。

姿勢が悪い(猫背)と、障害のリスクが上がるとも紹介されています。

球速を上げたい気持ちがあっても、痛みを我慢して投げ続けるのは避けてください。

痛みがあるときは、投げるのをやめて、医療機関に相談してください。

投球数の目安

投球数には、いくつかの目安があります。

出典対象目安
全日本軟式野球連盟(2026年の制限)5年生以上1日70球・週210球
全日本軟式野球連盟(2026年の制限)4年生以下1日60球・週180球
日本臨床スポーツ医学会の提言(1995年)小学生(全力投球数)1日50球・週200球

連盟の数字は、試合での投球制限のルールです。

医学会の数字は、全力で投げる球数について、障害を防ぐための提言です。

同じ提言では、1日に2試合登板することは禁止すべきとされています。

また、全力投球が1日50球以上、または週200球を超える選手は、障害の発生率が明らかに高いと報告されています。

練習でも、数字を目安に、投げすぎないようにしてください。

球速アップの3つの土台

First-Pitchの記事では、専門家が、小学生向けの「投げない練習」を紹介しています。

① 横向きジャンプ(ラテラルジャンプ)

野球アカデミー「NEOLAB」を運営する内田聖人さんが紹介している練習です。

着地した側のおしりに力をためるイメージで、すばやく横にジャンプをくり返します。

投げるときの、横への体重移動の動きを強くするための練習とされています。

ジャンプの練習には、ラダーがあると、足を置く場所が分かりやすくなります。

② 股関節の使い方(ヒップヒンジ)とスクワット

理学療法士で、野球塾「PPA」を運営する伊藤聡希さんが紹介している練習です。

股関節を、ちょうつがいのように折りたたむ動きを覚えます。

そのうえで、スクワットで股関節まわりの柔軟性を整えます。

体重移動のスピードを上げ、地面から力をもらうための土台になるとされています。

小学生は、股関節ではなくひざを曲げてしまい、体重が乗りにくい傾向があるとも指摘されています。

③ 胸郭のエクササイズ

関メディベースボール学院の総監督、井戸伸年さんが紹介している練習です。

1メートルほどの棒を背中で挟み、顔と下半身を動かさずに、上半身だけを回します。

上半身と下半身を分けて動かす感覚を覚え、手投げを防ぐための練習とされています。

棒は、トレーニングポールがあると、長さがそろって使いやすいです。

どの練習も、効果の出方には個人差があります。

数字(何km/h上がる、など)を約束するものではありません。

練習の進め方

回数は少なめから

最初は、1種目を数回から始めて、フォームを意識してください。

疲れてフォームが崩れたら、その日はやめましょう。

保護者とコーチが見守る

Spo-Anのページでは、監督・コーチ・保護者が連携して、選手の体調や練習量を管理することが大切とされています。

球数や痛みの有無は、記録しておくと安心です。

普段の姿勢にも気をつける

ゲームや勉強のときの姿勢も、猫背にならないよう気をつけてください。

練習用品は、スポーツ用品店でも探せます。

ゼビオでスポーツ用品を探す

在庫や価格は店舗・時期で変わるため、購入前に公式ページで確認してください。

球速の測り方

球速は、スピードガンで測ることができます。

測るときは、条件をそろえると、変化を比べやすくなります。

スピードガンがあると、家でも球速を測れます。

  • 同じ距離で測る
  • 同じボールで測る
  • ウォームアップのあとに測る
  • 測る回数を決め、投げすぎない

球速の平均や、学年ごとの見方は、「小学生の球速平均は?公式データの有無と学年別の見方・測り方」で整理しています。

年代ごとの練習の考え方は、「ゴールデンエイジ」の記事も参考になります。

よくある質問

小学生に筋トレは必要ですか?

筋トレが必要かどうかは、年齢や体の状態によって変わります。

この記事では、重りを使う練習ではなく、体の使い方を覚える練習を紹介しています。

不安なときは、指導者や医療機関に相談してください。

何球まで投げてもいい?

連盟の2026年の制限では、5年生以上で1日70球・週210球です。

4年生以下は、1日60球・週180球です。

医学会の提言では、全力投球は小学生で1日50球・週200球までとされています。

球速はどれくらい上がる?

個人差が大きく、数字は約束できません。

まずは、ケガをしないことを優先してください。

痛みがあるときはどうする?

投げるのをやめて、医療機関に相談してください。

ルールが分からないときは?

「野球のルール」で確認できます。

まとめ

  • 小学生の球速アップは、投げ込みより体の使い方と安全な投球数が先
  • 投球数の目安は、連盟(1日70球・週210球など)と医学会(全力投球1日50球・週200球)の2つがある
  • 土台づくりは、横向きジャンプ・股関節・胸郭の練習が紹介されている
  • 痛みがあるときは、投げずに医療機関へ

安全を最優先に、無理のない範囲で続けてください。

プロ野球の試合を見て、投げ方の勉強をしたい方は、「プロ野球のサブスクおすすめ比較」もご覧ください。

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